渡辺カケルのブログ

小さな人生の物語

谷川俊太郎さんの作品を一堂に集めた『俊カフェ』2017年5月札幌にオープン

こんにちは。札幌はあいにく曇り空、どよーんとした頭の渡辺(@kakeru_w_)がお届けしています。少し前にニュースで見て、気になっていた件について。

readyfor.jp

詩人の谷川俊太郎さん(85)の作品約230点を集めたカフェ「俊カフェ」が今月5月3日に札幌にオープンしたらしい。私はまだ行ってはいないのだが、興味があるので行ってみようかと思っている。もちろん店内で詩集や関連したグッズを購入したりすることはできるようで、その中でもこの詩がプリントされたTシャツはおもしろいなと思った。遠くから見たら一見柄だけど、近くで見たら文章になっている。どんな言葉が書いてあるのかも気になるところ。

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd

私は谷川俊太郎さんの詩集は全然読んでいる訳ではなく、熱心な読者というわけないけど、「谷川俊太郎詩選集 1」という詩集だけ持っている。たまたま本屋に1だけ置いてあって、妙に惹かれて買って帰った。それまで谷川さんの詩はともかく、ほとんど詩についても知らない状況で買ったので、買ったはいいけどぱらぱらと目を通してわかった気になってしばらく積んでいた。それから詩というものに対して少しだけ興味を持ち始めたころにそういえばといった感じで、再度この詩集を手にした。そうして時を経て読み進めるうちになんとなく良い詩だなという詩が出てきた。例えば、ひとつは谷川さんの詩の中では有名かもしれないけど、「朝のリレー」という詩。この詩の言葉の選び方やリズムは素晴らしいなと思った。朗読したくなる詩である。頭の中に地球儀みたいなものが出現してきて、俯瞰した視点から各国・各地域の一人の人間へとクローズアップしていくような感覚がある。想像力が掻き立てられる。そして、読む人の感覚によっては、内容に壮大な違和感みたいなものが生じる詩の一つであって、それをトリックといっていいのかわからないけど、技術的にも面白いと思った。

そのほかに「その他の落首」という詩集に掲載されていた詩がいくつか載っていて、「渇き」や「兵士の告白」「これが私の優しさです」という詩はすごいと思った。

詩の良さや価値というのは、どこにあるのだろう。例えばこの詩は良いという判断を下す時の基準は人それぞれだと思うし、感情の動きだから目に見えるわけではない。以前取り上げた詩人山之口貘さんは「詩とはなにかとの問いは、むしろ問う人自身に向けられなくてはならないのではなかろうかとぼくはおもうのである。」と語っている。(http://www.aozora.gr.jp/cards/001693/files/55175_51973.html)ひとそれぞれの詩に対する考え方があるわけなので、好きなものは理屈抜きに好きで良いし、肩肘張らずにこれからも楽しみたい。

とにかく今度「俊カフェ」行ってきます。