読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

渡辺カケルのブログ

心が動いた出来事をつづります

凱風快晴

雑談

少しだけ更新が途絶えてしまった。

この間、浮世絵師・葛飾北斎の娘を主人公にした映画「百日紅」を観た。その後「富嶽三十六景」その中でも名作と呼ばれる「凱風快晴」を思い出していた。雪が少し残った、赤く染まった富士が目を惹く。

f:id:kakeru-web:20161117110419j:plain

 

横浜の近く大船というところに住んでいたころ、よく江の島の海に遊びに行ってウィンドサーフィンという遊びにハマっていた時期があった。サーフィンは波を使って遊ぶが、ウィンドサーフィンはサーフボードにマスト(帆)がついたものを使いそのマストで風を捉えながら海面を進む。四月の寒い日、海面を何も考えずにぼーっと風に身を任せて進んでいた時、思いがけずにクリアにそびえたつ富士山の姿が目に入った。これまでもたびたび富士山は見ていたはずだったが、あのとき見た富士山は違った。言葉にすると難しいが、とにかく神聖なものを見たような気持ちだった。思わず見惚れてバランスを崩したかと思うと、豪快に海に落ちた。そして帰り際もう一度見ようと思ったが、すでに雲に隠れてみることはできなかった。富士山に対して特別な想いを持ってきた日本人の血が私にも流れていることを改めて実感した瞬間だった。いまでも鮮明に思い出せる。