渡辺カケルのブログ

小さな人生の物語

ナヌークの贈りもの

こんばんは。今日の北海道は野球の日本シリーズで盛り上がっている。そんな盛り上がりの中、写真家である故星野道夫さんの「ナヌークの贈りもの」という本がたまたま家にあったからさくっと読んだ。さくっとというのも児童書でページ数も少ないからすぐに読み終わってしまった。

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ページをめくるごとにアラスカの自然を切り取ったダイナミックな写真や、野生動物が見せる優しげな表情を存分に味わうことができる。その写真に言葉が添えられて、写真が物語の主人公である少年の視点となって進んでいく。ナヌーク(白熊)と少年の対話がある。むかし人間とナヌークは同じ言葉を話していたが、人間が生命循環のサイクルから離れてしまったことで(人間は)その言葉を忘れてしまったという。

人間も人間以外の生き物もすべて同じように地球の中の大きな命の源流の中のひとつ。というようなメッセージに足元ががたがたと崩れていってしまうような気持ちになる。この物語はシンプルだからなお心に残った。